きさらぼのブログ( https://kisa-lab.jp/archives/2797)でも紹介されている、しめ縄飾り作家・福嶋久美子さんの展示会へ足を運んできました。
会場は芦屋のエンギャラリーさんです。
扉を開けた瞬間、藁の香りがふわりと広がります。
懐かしいというより、凛とした清々しさ。
田舎の納屋とはまた違う、品のある香りに不思議と心が整うような感覚でした。
福嶋さんの作品はA-STYLE( https://a-style.works/shop)でも拝見していましたが、実物はまた格別。
目の前にすると、圧倒的な存在感とエネルギーを感じます。
立体的に組まれた藁のうねり、奥行き、陰影——写真ではどうしても伝えきれない迫力がそこにありました。
会場には、カラフルな水引や造花を組み合わせた作品も。
福嶋さんはフラワーアレンジメントもされており、その感性が作品にも息づいているのかなと思いました。
印象的だったのが、「年末年始だけでなく、一年中飾っていただいて構いません」という福嶋さんの言葉。
しめ縄は正月飾りという思い込みがありましたが、もともとは神聖な空間をつくるためのもの。
伊勢神宮の近くで栽培された稲で編まれたしめ縄には、場を浄化するような力強さがありました。
会場全体が、まるでパワースポットのよう。
あいにくエンギャラリーでの展示は今日で終わりですが、京都の新風館1階にあるお花屋さんでは、福嶋さんの作品が常設展示されているそうです。
京都へ行く機会のある方は、是非あの空気感を味わっていただきたいです!
